Hさん

事業

2018年 契約社員入社 第二事業部配属

2019年 産休・育休を取得

2020年 復職 

2021年 正社員転換 

ライフステージが変わっても必要とされ続ける

――Hさんはどうしてヴォートルへ入社されたんですか?

もっと自分の接客や仕事のスキルを高められると感じたからです。

専門学校を卒業し、社会に出てからずっと接客業をしていました。実家が飲食店なので、小さい頃から人とコミュニケーションをとるが好きなのかもしれません。航空業界・携帯販売員を経て、もっと自分のスキルを磨くことはできないかと考え転職いたしました。

実は、以前の仕事が激務すぎたというのも理由の一つです。接客はやりたい仕事だったのですが、拘束時間の長さや夜勤の対応が大変でした。そのころ結婚したこともあって、私生活とやりたい仕事の両立が、自分の理想の形ではなかったんです。

――正社員転換は希望されていたんですか?

元々やるならとことんやりたい性格で、自分が担当できる仕事を増やしたい気持ちはあったんです。契約社員のままだと、仕事に線引きをして一歩ひかなくてはならないことがあって。そんな風に考えていたときに、上司から転換の声をかけていただきました。本当に嬉しかったんですが、その当時は妊娠がわかったタイミングで…。まずは出産に専念しようということで、そのときは転換の話を見送りました。


――その後育休を終えて契約社員として復職されましたね。大変な時期だったと思いますが、転換への意志は変わらなかったですか?

やりたいという気持ちはありました。でもコロナ禍で会社も大変だったし、子育ても初めてだったので、転換させてもらえるのか、自分が貢献できるのかな、という不安はありました。でも上司から改めて声をかけてもらって。いいんですか!?ってなりましたね。


――正社員になって、意識は変わりました?

自分が案内する一言の重みが違うと感じました。メンバー(※ヴォートルで働く方々の総称)に教える立場にもなったこと、日報でクライアントに自分の対応について報告する機会もあるので、責任を感じますね。 

あとはビジネスメールに苦戦しました。文章を作ることが全然できなくて。同僚の過去のメールをメモにとって、言い回しとか様式を必死で吸収していましたね。

転換して4ヶ月くらいは頭の中がパニック状態でした。

――コールセンター業務のやりがいは?

お客様から「ありがとう」お褒めの言葉を頂いたときや、「前に受付してくれた人?」と自分の対応がお客様の記憶に残っていたときは嬉しく思いますし、頑張ろう!という気持ちになります。

この仕事って、接客の武器が「声」しかないんですね。

最近チケット販売サイトの操作案内で、ご高齢の方からのお問合せが増えてきました。長い方だと1時間以上、操作の案内をしたこともありました。対面の接客なら10分もかからないだろうなと思いながらも、どのように伝えればお客様に分かりやすくご案内できるか?慣れないインターネットの操作でも、「チケットを購入してみよう」と思っていただけるか、模索しています。


――Hさんにとってチケットセンターの役割とは

お客様の「わくわく感」をさらに高めたいという気持ちで日々業務をしています。

コールセンターはお客様が公演へ行くために、最初に接触する窓口だと考えています。当日券の受付のお電話で「つながった!」というお客様の第一声の喜び、「実は初めて娘と一緒にいくんだよね」といったちょっとしたお客様のエピソード。想いをくみ取って、寄り添った一言を添えてよりわくわくできるようなご案内をしたいと思っています。公演の知識が浅いと、お客様からの言葉に深堀して応えられませんから、日々勉強です。

――今後の目標はありますか?

長期的な目標としては、いまの上司のような、他現場でも活躍できるようなマネージャーになりたいです。課題に対して、社内の様々な部署と連携をとって解決できるような部門責任者になりたいですね。私自身は、舞台の上手下手も知らない、音楽も学校でやったリコーダーくらい(笑)というスタートでしたから、予備知識が無いぶんなんでも知りたいという想いが強いです。たとえば、劇場付のチケットセンターに行ったことがあるんですが、そうするとその劇場で働いている第一事業部の仕事もみることができて、視野が広がりました。

短期的な目標は、SVとしての実力をつけるため現在の業務を確実に。まずはメンバーのシフトの管理、クライアントとの打合せや受注管理に挑戦したいです。

――最後に子育てをしながらの仕事について聞かせてください。

託児施設や、身近に先輩ママさんがいらっしゃったので、安心して産休育休をとることができました。復帰してからは毎日バタバタです (笑)

正社員になった当初は、子供が体調を崩したら、自分は元気でも早退や欠勤をしなくてはならないという状況にもどかしさを感じたりもしました。ですが同僚や、管理部の方々のサポートや、なにより先輩ママさん達から「私も子供が小さい頃、沢山休んでいたから気にしないで!」と励まされ、今も頑張ってこれています。

家族の支えはもちろんですが職場の人たちと一緒に子育てをしている感覚です。


――復帰や転換当初は相当大変だったと思います。仕事のこと、家庭では引きずらなかったですか?

家に帰ると、子育てでそれどころじゃないんです(笑)


――子育てあるあるですね!子どもが無理やりスイッチを切り替えてくれますよね。

これ、すごい不思議な感覚でしたね。え、自分で切り替えなくていいんだって。


――逆もありますね。子育てで悩んでるときは、仕事が切り替えてくれる。

そうですよね。両立って大変ですけど、自分の気持ちの面では助かることも多いです。

周囲のサポートを当たり前だと思わず、返していくんだという気持ちを強くもっています。子育てを主人に任せられる日は、いつも以上に張り切っていますよ。

――Hさんにはぜひ働く母の視点で、求職者に一言いただければと思います。

女性は働く中で色々な分岐点があるなと感じています。社員一人一人が長く働くうえで、どのような働き方をしたいかと寄り添った考え方をしてくれるのが、ヴォートルのいいところだと思います。是非一緒に舞台を支える一員として働きましょう!現場でご一緒になれるのを楽しみにしてます。